競争

一昨日くらいに先生と後輩と話していた時にミスコンの話になって、ミスコンってなんなんだろうみたいな話をしていたんですけど、その時に「大学に入って、学力とか成績とかで勝負する機会が無くなったから、代わりにシンプルに優劣が決まるルックスとかフォロワー数とかで勝負しているのでは」という意見が出て結構はっとさせられました。

 

人間って基本的に他者と優劣をつけないとやってられない生き物です。資本主義なんてのは人の競争によって発達してきたみたいなところがあると思います。

 

そんな人間の競争って成長によって競技が変わっていきます。「小学生の頃は足が速いやつがモテる」みたいなことが言われますが、時期によって運動神経だったり、成績だったり、持っている金額だったり、家族の有無だったりいろいろです。

 

そんな競技がしっかり決まっておらず、比較的フラットなのが大学だと思います。各人がそれぞれやりたいことを自由にやれる場所なので、高校までの、ルールの中で決まっていた勝ち負けの尺度が通用しなくなります。

 

そんな中で多くの人がはっきりと優劣をつけられるのって残酷ですけど、見た目とかになってしまうと思います。あと強いて言うなら数字で見えるフォロワーの数。

 

もちろんミスコン運営とか出場者が全員そういう意識を持ってるとは思いませんが、ひとつの見方なのではないでしょうか。

 

そんな話を聞いて自分で色々考えてみました。自分で言うのもなんですが、僕は比較的頭の良い方だと思います。小学校の頃から周りより成績が頭一つ抜けることが嬉しく、中学受験もその延長で始めたことでした。

 

中高では、さすがに周りのレベルが高かったのもあり、成績を誇るなんておこがましいことはできまそんでしたが、それでも頑張って成績を上げていくのが楽しかったです。僕は副教科がボロボロの人間だったので、基本的に学業で人と勝負して来たと思います。一応ゲームとかも言えるのかな。

 

そんな僕が大学に入ると、今まで使ってきた武器が使えなくなるんですよね。もちろん成績でマウントを取るなんてことはしたことないからそこで困るようなことはなかったのですが、自分の良さが出せないような気がしてきて不安だったとは思います。

 

そんなこんなで入学して暫くはトゲトゲしていたのですが、迷走したり、色々交友関係が増えたり切れたりしていく中で、勉強とかゲームで勝負できないんじゃなくてみんながしてないだけなんだってことに気づきました。

 

例えば受験は成績っていう競技で優劣がつく世界だったのですが、今は好きなことを自分の競技にしていけばいいんですよね。能力バトルものみたいな感じです。僕の能力が勉強だったりゲームだったりするってわけです。

 

就活や就職でまた競争が激しくなる(なってる)とは思いますが、少なくとも今は自分の持ち味を出して楽しく生きていけばいいんだなって思います。

 

生意気にも最近自己分析なんてことをしているのですが、何も見つからないよ〜なんてことにならないのはそういう意識もあるのかななんて思ってます。

 

どうでもいいんですけど、冒頭のミスコンの話で「どの子が可愛い」みたいな話にならないのは拗らせてるな〜って思いました。

 

もっとどうでもいいんですけど、MIX作ったんで聴いてください。

レオ by 鮭茶漬け | Mixcloud