冷笑

昨日は酒に溺れてました。ごめん。

 

僕はオタクになってそれなりに時を過ごしているのですが、道を踏み外して根暗オタクになった人は皆嵌ったことがあるであろう「逆張り」的な思考の沼に囚われたことがあります。いわゆる冷笑ってやつですね。

 

もちろん今まったく逆張りしないんですか?って聞かれたらまっっっっったくそんなことはないし、むしろ同世代の中ではまだまだひねているほうだと思います。それでも当時のことを思うとあの頃の自分はまーーーーーーじで気持ち悪いですね。

 

最初の僕の逆張り精神は厨二病と同時に発症した、というか厨二病の症状でした。まさに中学生だった僕は、スタバに通っている人は無駄に意識が高いだけの社会人か、頭が空っぽな女としか見ていなかったし、感動するような熱いドキュメンタリーやドラマなんかは金儲けとか視聴率とかのそういう要素が入っていて、それを見て本気になっている人はバカだと半ば本気で思っていました。

 

今考えると、意識が高いフリをしてる頭空っぽのバカは僕の事なんですよね。まだ答えは出てないですが、自分の考えとか価値観が世間に通じないことを直視できないんでしょう。

 

そんな感じで自分の内側に篭って尖り散らかしていた僕なんですが、年齢を重なるにつれて自分の外に出なきゃいけないことに気づき始めました。こういう時に人が取れる選択肢は2つだと思っています。1つは外を拒否して更に内側に潜っていくこと、もう1つはなんとか自分を外に溶け込ませていくことです。僕が取ったのは幸か不幸か(僕は幸だと思っていますが)後者でした。

 

外に出ることに決めた僕は外にいる人に合わせるために社会に溢れてるものに触れていくことになるのですが、そこにはいくつもの気づきがありました。

 

初めて飲んだフラペチーノはおいしかったし、初めて真剣に見た感動を売りにした作品を見て僕は泣きました。

 

そんな感じで外にあるものは意外と悪くないんだなと感じることができ、厄介な逆張り症候群は治まりつつあります。最初に書いたように、今でも発作的に世の中のものに嫌悪感を持ってしまうことはよくあるのですが自分を落ち着かせてなんとか生きています。

 

ていうかそもそも、世の中にあるものある程度素直に楽しんだ方が生きてて楽ちんなんですよね。世の中サイコーーーーーーーー!!!