不可解

今日はバーチャルシンガー「花譜」さんの無観客ライブ「不可解弐Q1」の配信を見ました。てかついさっきまで見てました。その勢いというか余韻のまま書いているので今日の日記はオタク丸出しです。

 

彼女の曲をしっかり聴き始めたのは今年に入ってくらいからですかね。耳にずっと入ってくるような歌声と心を揺さぶられるような声の込め方、歌詞に完全にハマってしまっています。

 

僕はみていないのですが、前回のライブ「不可解」はバーチャルである花譜とリアルのバンドの交差で話題を呼んでいたそうで今回はどんなものが見られるのだろうと楽しみに開演までの時間を待っていました。

 

開演前の待機画面では、ライブが行われるのがバーチャル空間で、場所は不明、地球では無いどこかだといったような趣旨のことが書かれていました。

 

そんなものを見ながら30分待ち、いよいよ開演です。OP映像が流れ、「バーチャルとリアルのつなぎ目から、今ここにいるよ」と花譜。すると、ステージの映像に切り替わります。そこには高クオリティな3Dモデル(新モデルです)の花譜と、4つのディスプレイに映し出されたバンドメンバーたちがいました。バーチャルとリアルの逆転です。

 

もちろんソーシャルディスタンス等を意識しているのもあるでしょうが、本来バーチャルであるはずの花譜がステージに立ち、リアルであるはずのバンドが映像で映し出されているという光景を見て、「本当にバーチャルとリアルの境目なんだな」と思いました。

 

曲が始まっても、その境界の曖昧さは続きます。歌詞や演出はバックスクリーンを飛び越えてステージ上の花譜にまで届き、曲間のトークでは背景にノイズのかかった夜景(多分渋谷)が映し出されてバーチャルとリアルの交差を演出していました。

 

その後、ソロ曲、カバー曲、ゲストとの曲とライブは進行していきます。

 

各曲について書いていってもいいのですが、何文字あっても足りなさそうなので、一言で感想を言うなら「確かに花譜はそこにいた」ですね。

 

こういうこと言うと「Vのオタクがまたなんか言ってるよ」みたいに思われると思うんですけど、これはガチです。

↓こんな感じ

Kizuna AI on Twitter: "ラブしい時間をありがとう💐 #不可解弐Q1 (LIVE始まりからドキドキした、不可解始まりエモすぎるし表現力パワーアップアップで目も耳も釘付けになる、フード脱ぎ捨てヤバイあとMCがいつまでも可愛くてアッァキューンってなるしそこから切り替えての歌がまたギャップでやられます。オタクからは以上です… https://t.co/tjvG2GjUF3"

 

これだけじゃなくて、曲に込めた思いやそれを絞り出すようにして語るトークを見て、彼女は確かにそこにいるなって感じたんですよね。

 

終盤に同じレーベルのシンガー達4人で歌った「言霊」という曲の中に「私たちは偽物だ」という歌詞がありましたが、少なくともあの時間は、彼女達は限りなくリアルに近かったと思いました。

 

そんなこんなで3時間たっぷり楽しませて頂いたライブでした。今まで、何度かオンラインのライブを家で見ているのですが、あまり没入感を感じきれないというかどこかで冷静になってしまう自分がいたんですよね。しかし、今回は没入感が凄まじく、自分も地球では無いどこか、「バーチャルとリアルのつなぎ目」に連れていった貰っていたんだなと感じました。

 

 

エンドロールやお知らせが終わるまできっちり映像を見切り、部屋の電気をつけて、(家でライブ見る時は雰囲気出すために消灯して見てます。)携帯を見ると、返信しなくてはいけないLINEややんなきゃいけない仕事が溜まってました。また僕をここではないどこかに連れていってください。

↓前回のライブの様子です。神曲なので聴いてください。

https://youtu.be/NDOJZSG9SPU