服屋

ゲームが楽しすぎるだけでやる気がないわけじゃないんですよ。信じてください。

 

今日は大学に行く用事があったので、ついでに服を買いました。池袋の服屋です。

 

僕にとって都心にあるようなオシャレ服屋に行くのは結構覚悟が要ります。戦地に赴くようなもんですね。なんでかっていうと、都心の服屋はカップルか家族しかいないからです。誰も僕のこと気にしてないのはわかってるんですけど、周りに1人でいる人がいないっていうのは結構くるものがあります。

 

そんな感じでまたあそこに赴かなきゃみたいな気持ちで店の前まで向かった僕は、店の前でイヤホンをつけて日本語ラップのプレイリストを再生します。

 

これは店員にあれこれ話しかけられるのがめんどいからってのもあるんですけど、(コロナ対策なのか最近はあまり話しかけられませんね。)メインはメンタル的に余裕を持つためです。この話は今度詳しく書こうと思ってるんですけど、日本語ラップは僕に勇気というか精神的なタフさをもたらしてくれます。

 

そんな準備を終えた僕は「別に負い目なんか全然感じてないですけど?」みたいな顔して入店します。その店は1階がレディースなのでいきなりどアウェー空間で結構面食らうのですが、そそくさと上の階に登ります。

 

メンズのフロアについても、別にホームになる訳ではなく、普通にカップルだったり友達連れだったりしかいなくて普通に鬱になりそうになりながら物色します。まあそこで気持ちが折れたら負けだと思ってるんでなんとか強く保って店内を徘徊します。気持ちだけは漫才中の春日くらい胸張ってます。

 

なんやかんやでいくつか見繕って試着してレジに並んでいたんですが、僕の前に並んでいたのがお金持ちそうなアジア系の家族の方達で、親戚か友人の家族連れと一緒に並んでいたので結構待たされてしまいました。

 

なんとなく居た堪れない気持ちになりつつ、トイレに行きたくなってたのもあって早く自分の番にならないかなぁと思って待っていたんですが、前に並んでいて待ちきれなくなった赤ちゃんが泣き出してしまったんですよね。

 

そういう時の赤ちゃんって何か物を渡すと泣き止むことがあるじゃないですか。僕の場合はハンカチを渡すと泣き止んでいたらしいんですが、そういうアイテムがどの赤ちゃんにもあると思います。

 

前に並んでいた、赤ちゃんを抱っこしたお母さんもカバンを漁っていたので、あやすために何出すんだろうなぁって思いながらぼーっとしていたんですけど、お母さんのカバンからルイヴィトンの財布が出てきて、赤ちゃんに渡すのを見て、元々訳わかんないメンタルで服屋にいたのもあって思わず吹き出してしまいました。

 

そんな話です。